【浩庵キャンプ場】女はただひたすらに秘湯を愛した
みんな大好きゆるキャン△のロケ地、浩庵キャンプ場。
昨年の10月に赴いたのだが、標高1000mとは思えないほど暑かったことを覚えています。
そのくせさぁ、道中の峠で濃霧にあたってびしょぬれ。
さらに途中から豪雨。
深夜早朝に走っていたものでめちゃくちゃ寒かった。
あと20分程度走れば着くから、レインコート出さなくてもいいや、と思ったのが間違いでした。
みんなも雨が降り出したらすぐに雨具を着用しよう!
走っているときは寒い、野営中は暑い。
よくあることだが、やたらと体力を削られる。
荷物が限られるキャンツーでは、永遠の課題である。
防寒具問題。
浩庵キャンプ場、先に述べた通りゆるキャン△の聖地でもある。
あれです、リンちゃんが最初にキャンプしていたところ。
なでしこがベンチで爆睡していたところ。
ゆるキャン△でも注目を浴びましたが、ここ、ロケーションが最高という点でも有名。
風がなく晴れている日であれば、本栖湖にうつる逆さ富士を楽しめます。
わたしが行った日は残念ながら逆さ富士は拝めなかったが、朝日と富士山という日本人なら誰もが愛する光景は拝めた。
美しい景色ももちろんだが、その景色を拝もうとまだ暗いうちからテント外に出てくるキャンパーたちもすごかった。
わらわら、わらわら、みんな椅子を持ち出してカメラやスマフォを構えている。
浩庵キャンプ場、前回紹介した氷川キャンプ場とは真逆に位置する高規格キャンプ場である。
ファミリーキャンプの嵐。
どこもかしこもデッッッカいテントで埋め尽くされている。
だれかのデカいスノーピークの足元に、誰かのスノーピークのガイロープが伸びている。
通路になっているところなどどこにもない。
ほんの少しでも隙間があけば、みっちみちにどこかの家族がテントとタープを張る。
女は思った。
高規格キャンプ場は、わたし向けのコンテンツではない。と
なんといっても足の踏み場もないのである。
家族と家族の隙間を縫うように、ソロキャンパーの小さなソロドームやシングルウォール。
林間サイトも湖畔サイトも、見渡す限りテント。
運よく林間の良いところに設営できたが、少しでも到着時間が遅ければ、わたしも彼らのようにファミキャンたちに挟まれていた……
浩庵キャンプ場は予約不可のため、早朝にみな並ぶのだ。
夏のハイシーズンはすでに過ぎていたとはいえ、油断していると「せっかく行ったのに定員オーバーだった」なんてことになりかねない。
偶然このブログにたどり着いたひとがいるのであれば、ひとつだけお伝えしておかねばなるまい。
浩庵キャンプ場の駐車場、水はけがめっちゃ悪い。
もうね、めっっっっちゃ!悪い!
オフロード車ならなんてことない水たまりも、背の低いスクーターには辛いものがあった。
足場の悪さにスタンドが負けて、モペッドも転んだ。
女は泣いた。
こかしてついた傷は、こすっても消えない。
薪は受付兼売店にあるのだが、外に積んである。
雨の日は余裕で湿っているので要注意。
乾かしながら焚火しましょう。
温泉は浩庵キャンプ場からしばらく行ったところにある、下部温泉に行った。
もうね、ここの温泉ね、すっごいの!
温度が低い!!
ぬるいとかじゃない、もはや冷たい。
わたしが行ったところは露天のみ混浴だったのだが、混浴とか置いといて冷たすぎて膝まで入って断念した。
少し温かい水風呂に浸かっているようなのに、だんだんと身体はポカポカしてくる。
不思議な体験ができる。
秘境温泉、信玄のかくし湯だったそう。
いいなぁ、秘湯。
キャンプ場はべつにリピートしなくても良いが、下部温泉はまた来たい。
いいや、ぜったいに来る。
土地の皆さんも良い方ばかりだし、まるでタイムスリップしたような街並みも心に染みる。
道中、台風の影響で大破してしまった東屋を見かけて少し沈んだ気分になった。
災害、恐ろしや。
買い物はゆるキャン△犬山あおいちゃんのバイト先モデル、スーパーセルバみのぶ店にて。
あやかってる感じが最高です。
女は思う。
浩庵キャンプ場の坂も、まるで奈落のようだったなぁ、と。