時速30キロとことこの旅

徒然自転車に乗っていた女が体力に限界を感じて原動機に魂を売りました。

身体が小さくてもバイクは乗れると女は言う①

さて、前回の投稿で「時速30キロ以上出せるようになった」と発言した。

もちろんホラなんかではない。

ブログ頑張るぞ~~!みたいな発言は大ホラになったけれども、それはまぁ、うん、これからなんとか……

 

そう、わたしがこれからブログを頑張る話なんかどうでもいい。

それよりも大事なことがある。

 

それは、そう!

 

「時速30キロ以上出せるようになった」ということ!

 

普通自動二輪免許を取得したわけです。

えへへ、ええ、取得したんですよ、普通自動二輪免許。

最後の投稿がまさかの足の骨折ったけど原付でキャンプ行ってきた、ですから。

まるで鈍くさい女のようですけどね、バイク乗れちゃうのですよ。

 

しかももうバイク買ってる。

Kawasaki エストレヤ

 

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kawasakiエストレヤ 名はフーマ

ううわ!かっわいい!!かわいい!!

かわいい!!かわいい、かわいい!!かわいい、かわいい、かわいい、かわいい!!

 

どこから見てもかわいい!!すべてがかわいい!!

そもそも顔が良すぎる!!顔が良い!!

スタイルも良い!!声もかわいい!!

 

ぜんぶが良い!!

 

名はフーマ。

とある風の覇者からお名前を頂戴した。

女は思った。

 

「俺のスピードについてこれるかよ!」

 

とか言って、女は相変わらずトコトコ巡行を続けております。

先日はとある峠で125ccスクーターに追い抜かれ、引っこ抜かれ、彼は見えなくなった。

 

速度なんてね、無理に出すものではないのですよ。

こけたらイヤですし、死にたくないし。

ようはただのチキン女なのだが、いいのよ、わたしが楽しんでいるのだもの。

 

体力の限界を感じて原動機に魂を売ったのに……

原動機の楽しさに心を奪われ、ブログタイトルまで大ホラとなった。

 

 

ここまで、まるであっさり普通二輪免許を取得したかのように振舞っている。

しかし、実際はそうもいかなかった。

 

女の体格は、平均女性よりも小さめなのだ。

 

調子が良い時は154センチ、悪い時は153センチ。

手足は短め、体力は金魚ほど。

手のサイズは、百円均一の子ども用軍手がピッタリサイズ。

 

服のサイズはもちろんすべてSサイズ。

身体も心もSサイズ。

心だけはXLを目指したいが、なかなかそうもいきませぬ。

せめて死ぬまでにニュートラルな心を持ちたい。

 

そうしてこれまた、運動神経が悪いときた。

学生の頃、ひとりはいただろう。

 

“なんといおうか、驚くほど運動神経が悪いクラスカースト下位のやつ”

 

そう、わたしのようなやつ。

場合によっては虐められていたりもする。

生まれついて運動センスが皆無なやつ。

幸いなことにイジメに遭うようなこともなかったが、運動神経の悪さで涙を流したことは数知れず。

 

 

女は思ってきた。

体育の授業中にかけられる「ドンマイ!」が一番つらいのだ。

Don’t mind!

じゃねぇよ、気にしてんだよ……なにが気にすんな、だよ……気になるよ……

人より劣ってんだから、気になるよ……うっせぇわ……

せめて笑ってくれよ……

 

ほら、アメトークのさ、あるでしょ、運動神経悪い芸人。

あんな感じで笑ってくださいよ、そうしたらこっちも「えへへ、失敗しちゃったぁ!」って笑えるからさ……

 

話が逸れました。

ええ、とにもかくにも、女はやたらと運動神経が悪い。

得意なスポーツなどありはしない。

 

体格は劣り、運動神経も劣り、しかも非力。

たまにペットボトルもあけられない。

さらに言えば、諦めも早い。

 

そんな女が、なんとか普通二輪免許を取得した。

 

 

このインターネットの海には、低身長でありながら大きなバイクに跨る女性たちの奮闘記がたくさん転がっている。

たいへん勇気をもらったが、そう、それが現実なのだ。

 

たくさんの低身長の女性が、無理かも……と挫けそうになりながら免許取得を頑張ってきた。

それだけの人たちが苦労をしてきたということは、“大変だ”ということである。

 

きっと、たいした悩みもなく免許を取得した女性も多くいることだろう。

それでも、「低身長でもバイクに乗りたい貴女のためにブログを書きます」という女性がたくさんいるということは、そういうことである。

 

女は思った。

わたしもブログやってたじゃん!

それならわたしも書こう!と。

 

都合の良いブログのネタになったとも言う。

聞こえの良いように言いかえると

 

“先人からもらった勇気を未来の女性ライダーへ”

 

あ、ちょっと格好いい!

格好良いじゃないの!わたし!

 

愛馬でキャンプに行く楽しさを、あなたに。

 

いや、これはあまり格好よくないな。

まぁ良い、“そういうこと”なのです。

 

せっかく過去のわたしがブログをつくっていたのだ。

せっかくいまのわたしがブログを更新しようと思ったのだ。

せっかく苦労して普通二輪免許を取得したのだ。

 

書かないほうがもったいないだろう。

 

 

さぁ、書き記したいことが山のようにあるぞ、と思いながら、女は風にはなれない愛車たちを眺める。